チョロンの見どころ
ビンタイ市場
ベンタン市場と並ぶホーチミンの2大市場です。1930年に華僑の富豪クアック・ダムが一大投資をして建てたといわるチョロン最大の中央市場。2018年に再改装したばかりです。
小売店が多いベンタイン市場に対して、ビンタイ市場は地元の商店主などを対象とした卸売りが中心で、その数は2000以上。
華人の街チョロンらしく市場の建物は、中国伝統家屋の「四合院」の造り。中央に中庭を取り囲むように2階建ての売り場には、狭い通路に個人商店がずらりと並び、活気あふれる雰囲気が漂っています。
街中のお店よりもお手頃価格なのでお土産ショッピングにもおすすめ。
ティエンハウ廟
18世紀に建てられたベトナム最古の荘厳な華僑寺院。ティエンハウ(天后)とは、航海の安全を守る女神のことです。
巨大なうず巻型の線香が天井から無数につり下げられた境内は、とても情緒あふれる景色。この線香の火が消えるまでの間は、ずっと祈りを捧げることに相当するといわれています。中華様式の装飾が施された境内にはこの線香に火を灯し、中華式の祈りをささげる信者の姿も見られます。
ろうそくの炎がゆらめき、線香のけむりがたゆたう厳かな雰囲気は、今も変わらない華僑の人たちの篤い信仰心を物語っています。
チャタム教会
チョロンの目抜き通り、チャンフンダオ通りに位置するカトリック教会。
漢字で「天主堂」と書かれた中華様式の朱色門と、クリーム色の外観が優美な西洋風カトリック教会との絶妙なミスマッチ感がチョロンらしさを物語っています。
門をくぐると正面には聖母マリア像の立つ噴水があります。静寂に包まれた教会内にはステンドグラスや十字架が施され、とても幻想的な雰囲気。
かつて南ベトナム政権クーデターの際、ゴ・ディン・ジエム大統領が無条件降伏を行い、そして殺害された歴史的な場所としても有名。凄惨な歴史があった舞台とは思ないほど、今では穏やかな雰囲気が流れています。
ギアアンホイクアン廟
漢字で「関帝廟」と書き、三国志でもお馴染みの関羽公が「商売繁盛の神」として祀れている中華寺院。
100m離れたティエンハウ廟と同様、19世紀に華僑によって建立されたお寺で、境内には天井からうず巻型の線香が吊り下げられているのも特徴的。
静謐さが漂うティエンハウ廟に比べて、商売繁盛を願う寺院らしく多くの商人が訪れて賑やかな雰囲気です。
祭壇に派手な電飾が飾られるなど典型的な華僑寺院の様相は、中国大陸を起源とするセンスが感じられます。
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- アクセス
- HIS支店からチョロン地区中心部に位置するビンタイ市場まで、車で約20分
- チョロンの住所
- Thap Muoi, Quan 6
- 注意
- チョロンは人で溢れているので、常にスリに気を付ける必要があります。常にバッグは自分の身体の前で持つようにし、貴重品は特に厳重に管理が必要。
