世界遺産フエ観光情報
グエン王宮
ベトナム最後の王朝の栄華を残す王宮。歴代皇帝の帝廟が立ち並び、格式高い当時の雰囲気を味わうことができます。
カイディン帝陵
静寂な森の中に突如現れる、西洋の壮麗なるバロック建築とベトナムの伝統的な装飾の折衷様式が壮麗な帝陵。
フォン川
旧市街と新市街を二分して流れる穏やかな川。ラオスとの国境から流れでて、フエに豊穣と恵みをもたらしてきました。
ランコービーチ
誰もいない、騒音もない、ストレスもない静寂なランコービーチはスローライフをお過ごし頂くのに最適なビーチ。
ブンボーフエ
フエで誕生し、ベトナム全土で愛される牛肉麺!フエを代表するローカル麺です!
世界遺産フエのご紹介
グエン朝時代の王宮や歴代皇帝の帝陵からなる「フエの建造物群」はベトナムで最初に世界遺産に登録されました。
グエン王朝の栄華を物語る壮麗な王宮、雅で華やかな離宮、西洋風の建築物など個性豊かな建造物が点在し、時代に翻弄されたグエン朝の歴代皇帝の想いや歴史的背景を色濃く反映した古都フエの街並みは、今も古きよき時代の情緒が漂っています。
心地よいフォン川畔の眺望や、フエ名物のブンボーフエをはじめとする豊かな食文化など、観光以外にも多彩な魅力がフエにはあります。
ベトナムの伝統と格式と文化香る古都フエで、歴史探訪の旅へとご案内します。
世界遺産フエへの行き方・アクセス
行き方・アクセス
フォン川を挟んで分かれるフエの2つの街並み
ベトナム中部の玄関口ダナンから北へ約100km、車で約3時間でフエまで移動が可能です。熱帯雨林が茂るハイヴァン峠を越えた先に、フエ市街が広がります。
またフエにはフーバイ空港があり、ホーチミン・ハノイからは飛行機で約1時間半で到着。フーバイ空港から市内まではタクシーで片道約30分の所要時間です。
フエ市内はフォン川を挟んで、旧市街と新市街に分かれています。
旧市街はグエン王宮やドンバ市場をはじめ、昔ながらの穏やかな街並みが残っています。一方、新市街はフエ駅や高級ホテル、レストラン、バーが建ち並び、新しく開発が進むツーリストエリアなので、宿泊する際はこちらのエリアがおすすめ。
フエの観光名所は広域に渡って点在しているため、ツアーに参加して時間の効率よく周遊するのがおすすめです。
ハイヴァン峠
ダナンとフエをつなぐ峠。天気が良ければ、美しい曲線を描くハイウェイの下に青いラグーンと緑豊かな熱帯雨林のコントラストが広がる、ベトナム中部屈指の絶景スポットです。
このハイヴァン峠を越えると、気候も人柄も違うことでベトナムでは有名。ダナンは雨でもフエでは晴れ、なんて事も珍しくありません。
せっかくなのでダナン中心部のビーチとはまた少し違った雰囲気の古都フエで、新しいベトナム中部の表情を発見しませんか?
世界遺産フエの見どころ
グエン朝王宮
グエン王朝の歴史舞台となった
威風堂々たる紫禁城
古都フエの最大の見所。19~20世紀にかけて150年に渡る長期政権を築いたグエン王朝の歴史舞台となり、華麗なる宮廷文化が花開いた王宮です。
ベトナム最後の王朝の栄華を残す歴代皇帝の帝廟や劇場が立ち並び、格式高い当時の雰囲気を味わうことができます。
中国への憧憬を伺わせる壮麗な中華様式の楼閣の「午門」、皇帝の華やかな生活様式の跡が残る黄金の龍が佇む「紫禁城」、鮮やかな朱色の柱と黄金の装飾が美しい「回廊」、季節の花々が咲き誇る「王宮庭園」など、栄華を極めたグエン朝の宮廷文化を今に伝えています。
ベトナム戦争の激戦地フエを象徴するように城壁には銃痕跡が残り、幾多の戦禍のため多くの建築物が破壊されていますが、今なお毅然と残る壮麗な宮殿の数にグエン朝の栄華と歴史を偲ぶことが出来る特別な場所です。
華やかなグエン王朝王宮の中にあって、特に紫禁城を囲むように設計された回廊の美しさは見事。鮮やかな朱の柱殿に黄金細工が装飾が施され、気品あふれるエキゾチックな佇まいです。
心地よい風が吹き抜ける回廊を歩けば、時を越えて、遥か彼方から古代グエン王朝の貴人の足音が聞こえてくるようです。
- 住所
- Phu Hau, Thua Thien Hue
- 営業時間
- 6:30~18:00
- 入場料
- 15万VND
- 休み
- 無休
カイディン帝陵
フランス美術の魅せられた皇帝が求めた
世界で唯一無二の絢爛豪華な帝陵
フエ郊外の静寂な森の中に突如現れる白亜の建造物が、12代皇帝のカイディエン帝陵です。西洋の壮麗なるバロック建築とベトナムの伝統装飾が折衷したユニークな帝陵は、他の帝陵とは大きく趣が異る華やかな雰囲気。
西洋の宮殿を思わせる白亜の帝陵を望む踊り場には、カイディン帝の霊魂を守る兵馬の石像が配されています。その一体一体の顔が異なる様は、あたかも中国の「兵馬俑」のような神秘的な東洋建築美が見て取れます。
華やかなフランス美術に魅せられた派手好きのカイディン帝の人柄を表すように、その帝陵は細部に至るまで精緻な装飾が施され絢爛豪華。世界各国の高級素材を使用し、贅の限りを尽くして建築された帝陵は、世界遺産フエの建築物の中でも一際華やかな雰囲気です。
帝陵建設にかかる莫大な費用のための重税は、グエン王朝終焉の一因となり、次代のバイダイ帝でグエン王朝は激動の歴史に幕を下ろします。
しかし時を経て歴史的にも芸術的にも優れた価値を持ったカイディン帝陵が、人気観光地としてフエの経済を潤しているのも皮肉な話です。
過剰なまでに装飾された世界でも類を見ない絢爛豪華な啓成殿は必見。金箔で覆われた黄金に輝くカイディエン帝像を中心に壁から天井に至る殿内の至る場所に、世界各国から集められた貴金属や宝石、ガラス細工が散りばめられています。
中国の陶磁器や日本製ガラス、ヨーロッパ象嵌細工がまるでステンドグラスのように輝き、美の集大成ともいえる華やかさを誇ります。
「人と違う事」に拘ったカイディエン帝の奇抜な世界観が体現された唯一無二の空間です。
- 住所
- Khai Dinh, Thuy Bang
- 営業時間
- 6:30~18:30
- 入場料
- 10万VND
- 休み
- 無休
トゥドゥック帝陵
激動の時代に翻弄された皇帝が
唯一心を休められた離宮
グエン王朝で最長の在位期間を誇る第4代皇帝トゥドゥックの帝陵。広々とした離宮の雅な造りが、水墨画のように静謐な空間を描き出します。
東側には蓮の花が浮かぶ謙湖が広がり、西側にはその湖を望むように皇帝が滞在した庵の謙宮がそびえます。
湖畔に浮かぶ月見殿からは、詩歌を愛したトゥドゥック帝が遊興や舟遊びを楽しんだ美しい蓮池の風光明媚な景色が広がります。爽やかな涼風が吹き抜ける心地よい月見殿で、美しい庭園を眺めながらひと休みをどうぞ。
陵内にはトゥドゥック帝が自ら綴った、フランスとの協定の経緯や自らの生涯、グエン朝の憂いが書かれた石碑文が残ります。
自らの代に祖国がフランスの植民地化になる侵攻を許した事に懺悔の念を抱き続けたトゥドゥック帝。激動の時代に生涯を翻弄され続けた彼が、唯一心を休められたのがこの帝陵だったのかもしれません。
王宮が王族の日常居住地であった事に対し、非日常の余暇を過ごした離宮がこの帝陵です。
多忙を極めた政務や煩わしい権力争い、フランスとの対外外交から「離」れ、自分が美しいと思うものだけを集積して、心を潤したのがこの離宮。
華々しく荘厳であるグエン王宮に対して、「遊び心あふれる贅」が施されている帝陵。風光明媚な静謐さがこの帝陵に漂っている事も、すべては浮世の俗事から「離」れるための演出です。
- 住所
- Nguyen Phuc Nguyen, Huong Long
- 営業時間
- 5:30-17:30
- 入場料
- 無料
- 休み
- 無休
ティエンムー寺
天女伝説が残るフエ最古の寺院
1601年に建立された別名「天女の寺」と呼ばれる由緒正しき禅寺。
中国の影響を色濃くうけた八角七層の慈悲塔が象徴的。「幸福と天の恵み」を意味するこの塔は、フエのシンボルとして人々に愛されています。
小高い丘の上に位置するこの古刹から眺めるフォン川の風景がひときわ美しく、叙情的な古都フエの穏やかな佇まいを感じる事が出来ます。
ベトナム戦争中、このお寺の僧侶が政府の仏教弾圧に抗議のために焼身供養をしたことでも有名です。燃え盛る炎の中で絶命まで座禅の姿勢を崩さなかった僧侶の意志の強さと確固たる信念に、世界に衝撃が走りました。僧侶がサイゴンまで乗った車が境内に展示されています。
僧侶は体が焼け落ちても、彼の強靭な意志をもつ心臓はその形を留めていました。僧侶の不滅の精神と慈悲の心を表す心臓は、パネルとして今も展示されています。
16世紀、時の皇帝グエンホアンがこの地に訪れた際、村人からある老婆のお告げ「この地にいずれ真の支配者が現れ、塔を建てるだろう」を聞いたという伝説が残っています。
これがティエンムー(老姥)の寺の由来。その老婆は天女の化身という言い伝えから、ティエンムー寺は「天女の寺」とも呼ばれています。
- 住所
- Nguyen Phuc Nguyen, Huong Long
- 営業時間
- 5:30-17:30
- 入場料
- 無料
- 休み
- 無休
古都フエの散策を楽しむ
フォン川
フエとともに時を刻んできた歴史香る川
フエ旧市街と新市街を二分して流れる、穏やかな川。ラオスとの国境から流れでて、このフエに豊穣と恵みをもたらしてきました。
川沿いには歴代皇帝の帝陵や寺院が点在し、緑香る古都フエの風情を感じる景色が広がります。
フエ市内の至る場所から、フォン川の美しい眺望を見ることが出来ます。
特に黄昏時、夕日がフォン川をオレンジ色に染めながら沈んでいく姿は、ため息が出るほどの美しさです。
フォン川を挟んで、王宮跡や住宅街のある「旧市街」とフランス統治下で開発が進んだ「新市街」に分かれます。
昔ながらの郷愁ただよう旧市街、お洒落で洗練された新市街。2つの異なる街の表情は、フォン川にかかる3つの橋を渡ることで出会えます。
フォン川クルーズ
フエの人気アクティビティがドラゴンボートに乗った川下りです。フォン川沿いには歴代皇帝の帝陵や仏教寺院などが森林に溶け込むように点在し、400年の時を紡いできたフエの歴史情緒あふれる景色が流れます。
また穏やかなフエの街並みや行き交う人々、季節ごとに咲き誇る花々の美しさ、水牛を引いて稲田を耕すノンラーをかぶった農家、川辺で遊ぶ笑顔眩しい子どもたち、楽しそうにおしゃべりしている白いアオザイを来た学生たち…。川辺の移ろいゆく景色の中には、古都フエの素朴な原風景を見つけることが出来ます。
この街には400年分の出会いが待っています。
チャンティエン橋
古都の2つの表情をつなぐ歴史香る鉄橋
1890年代に建造されたフォン川にかかる鉄筋橋。設計はパリのエッフェル塔の設計者としてかの有名なギュスターブ・エッフェルによるもの。
川沿いのレロイ通りには遊歩道が整備されており、若者の憩いの場として賑わっています。
週末の夜にはチャンティエン橋がライトアップされ、周囲はひときわ幻想的なムードに。レインボーグラデーションを描くチャンティエン橋はとてもロマンチックな景色で、フエの週末の風物詩として有名。
新市街側のレロイ通りにはチャンティエン橋を望むテラスレストランやカフェも多数点在。少し特別なディナーを楽しむにも格好のエリアです。
古都の風を感じながら、リラックスした夜をお過ごしください。
ナイトマーケット
日が沈み、18:00~21:00になるとチャンティエン橋の南側にある散歩道「グエンディンチュウ通り」ではナイトマーケットが開かれます。
ランタンや木工品などの伝統工芸や、刺繍製品などのベトナム雑貨などの商店が軒を連ねます。ストリートパフォーマンスも行なわれ地元の人や観光客で賑わうナイトマーケットは、東南アジアらしい活気と縁日ような懐かしい風情を感じることが出来ます。
ブラブラと散策しているだけでも楽しいので、ぜひ夕涼みがてら足を運んでみてください。
- 住所
- Nguyen Phuc Nguyen, Huong Long
- 営業時間
- 5:30-17:30
ランコービーチ
ベトナム最後の王朝の地に広がる
美しい隠れ家リゾート
フエからダナン方面へ約1時間、手つかずの美しい熱帯雨林と紺碧の海に抱かれた隠れ家リゾート「ランコービーチ」。知る人ぞ知る美しいビーチは、青い海と白い砂浜が広がり、穏やかな漁村の雰囲気を今も残しています。
誰もいない、騒音もない、ストレスもない静寂なランコービーチは、自然に抱かれたスローライフをお過ごし頂くのに最適なビーチ。
2012年に総合リゾート「ラグーナ・ランコー」がOPEN。周囲の自然と共存・調和しながら環境保護下でリゾート開発が進められています。
リゾート内には高級感漂う大人のための隠れ家リゾート「バンヤンツリー・ランコー」と、ビーチ・プール・ゴルフ等のアクティビティが充実した「アンサナ・ランコー」の趣が異なる2つのリゾートがあります。
滞在の目的に応じたホテル選びが楽しめるのもランコービーチの魅力です。
バンヤンツリー ランコー
アジアを代表する名門リゾート「バンヤンツリー」。ホテルの敷地内に入った瞬間から、日常から隔離された贅沢な時間が始まります。
安らぎを与えてくれるプールテラスにはサンデッキチェアも備わってあり、お部屋では東南アジアらしい快適な時間を過ごして頂けます。
ランコービーチの殆どのエリアは「バンヤンツリー」が海や森を敷地ごと買い占めています。宿泊者ゲストだけのプライベートビーチで、安心して静かに休暇がすごせるのが特徴の一つです。
世界遺産フォンニャ・ケバン洞窟
アジア最古&世界最大級の洞窟群を冒険!
一度は訪れたいけども、なかなかアクセスが難しい秘境スポット「フォンニャ・ケバン」へは、フエの街を基点に訪れると便利です。
フエから車で約3時間の場所にある自然豊かな世界遺産フォンニャ・ケバン国立公園には、約2億年前に形成されたカルスト地形上に、大小300に鍾乳洞が形成され、点在しています。
フォンニャ・ケバンに点在する巨大洞窟内には、地球が悠久の時間をかけて作り上げた神秘的な造形美が広がり、大地の鼓動を感じる絶景にただただ圧倒されます。
薄暗く、ゴツゴツした岩が剥き出しの地底川クルーズや鍾乳洞内の散策は、まるで映画の世界!ライトアップによって浮かび上がる鍾乳石がとても神秘的な異世界空間を作り出します。
「秘境」「絶景」「探険」好きの心をかき立てる、スリルと興奮にあふれるプチ冒険をお楽しみください!
DMZ(非武装地帯)
かつて22年間に渡ってベトナムを南北にわけた境界線「北緯17度線」が残る非武装地帯。ベトナム戦争の激戦地であった事を示すように、今なお銃痕や戦車、不発弾などの戦争の傷跡が多く残されています。
激戦の街ドンハ、激戦が繰り広げられたケサン基地跡、アメリカ軍からの猛攻を逃れるための地下トンネル、南北分裂の象徴ヒエンルーン橋などが残り、ベトナム戦争の凄惨な歴史と平和であることの尊さを今に伝えています。
フエの名物グルメを満喫!
ブンボー・フエ
ベトナム全土で愛されるフエ発祥の牛肉汁麺
コシのある中太の米麺ブンがベーシックのピリ辛ヌードルで、牛肉&豚肉ベースのコクのある出汁スープともよくあいます。分厚いチャーシュー肉やエビ団子、トロトロの豚骨をハーブなどの香草と一緒に食べる、その名の通りフエを代表するご当地麺!
スープの出汁は牛肉をベースに、塩辛や豚足などを足して、様々な調味料で味付けされています。お店ごと伝わるにそのダシの秘訣は、もちろん内緒。
独特の風味とピリ辛の味わいはクセがありますが、ハマるとやみつきになる美味しさです。
フエの至る場所で、ブンボーフエの良い香りを漂わせている屋台が点在。オーダーから5分以内に完成する、短い待ち時間も魅力の一つ。
朝のめざましの朝食に、忙しいお昼の手早いランチに、お酒を飲んだあとの〆の一杯に。フエの人々にとって、ブンボーフエは欠かせない存在です。
Moc Vien
トゥドック帝陵からほど近い場所に位置する、フエの定番料理を提供する人気レストラン。
ブンボー・フエをはじめ、バイン・ベオやバイン・カンなど、フエに訪れたら必ず食べたい定番メニューが旅行者好みの味付けでお楽しみ頂けます。
手入れの行き届いた庭園を先にある蓮池に浮かぶダイニングは、フエ伝統様式を用いた趣ある造り。風流なロケーションが、お食事に素敵な彩りを添えてくれます。
定期的にフエの伝統音楽や宮廷雅楽が演奏される屋外ステージがあります。
- 住所
- Hoai Thanh St
- 営業時間
- 11:00~20:00
フエ宮廷料理
華麗なる宮廷文化の伝統光る
見た目も麗しい宮廷料理
「食の都」フエに訪れたなら、一度は体験してみたいのが宮廷料理。グエン王朝時代に歴代皇帝がこよなく愛した料理の事を宮廷料理と呼び、フエ市内のホテルやレストランでは、この宮廷料理が楽しめます。
グエン王朝の皇族が纏っていた衣装を纏い、壮麗な宮廷雅楽とともに宮廷料理に舌鼓を打てば、気分はすっかりグエン王朝の皇帝です。
かつての都であったフエには、ベトナム全土から一流の料理人達と食材が集められ、日々、その調理法を集鑽しあっていました。
この歴史の中で生み出されたのが、蟹やエビ、鴨肉などの高級食材を贅沢に使用いた、豪勢絢爛にして繊細なフエの宮廷料理が生まれました。
王朝の権威の象徴である鳳凰や龍などを野菜や花で見立て、彩り豊かに盛り付けられた見た目も麗しい大皿は、もはや食の芸術と称されます。
Hoang Phu
フエの宮廷料理を提供する高級レストラン。見た目も麗しい料理の質はもちろん、レストラン装飾、ホスピタリティとも群を抜いています。
フエ王室の豪華な様式に、現代風の快適さを融合させて、居心地の良い空間が広がります。
フエ王朝の衣装も貸し出しており、少し特別な気分でお食事のひと時をお楽しみ頂けます。
- 住所
- Hoai Thanh St
- 営業時間
- 08:00~22:00
フエ・ローカルグルメ
「食の都」フエで味わいたい名物料理
バイン・ベオ
可愛い小皿に乗せたフエ・スタイルの蒸し餅。蒸した米粉を生地にした半透明なお餅の上に、エビ粉やカリカリに揚げた豚皮をトッピング。
魚醤が香るピリ辛いのタレをかけて、スプーンですくって頂くフエの定番B級グルメです。プルッとした柔らかい食感と香ばしいエビの香りが絶妙で、何個でも食べられちゃいます。
コム・ヘン
フォン川で大量に取れたシジミを出汁にして、香草と一緒にご飯を炊き上げたシジミご飯。シジミの旨味がたっぷりと染み込んだ濃厚なお米の優しい味わいは絶品。シャキシャキの野菜やピーナッツ、コリアンダーとの相性もよく、日本人の口にもよくあいます。お茶漬け感覚でどうぞ。
フエの朝食では欠かせない定番メニューなので、フエ宿泊した際は散歩がてら屋台を探してみて下さい。
フエ・スイーツ
フエ女子御用達の名物スイーツ
チェー・フエ
美味しいご当地グルメの後は、やっぱり美味なスイーツも欠かせません。
ベトナムを代表するスイーツが「チェー」。パイナップルやイチゴ、マンゴーなど多彩な南国フルーツとヨーグルト、寒天は入ったコップに、クラッシュアイスとシロップをかけて食べるベトナム版かき氷。フエの場合は、柔らかい白味団子が入っていいます。
歩き疲れて火照った体を冷やしてくれる、とってもヘルシーなスイーツ。
塩コーヒー
食後の一杯にフエ名物「塩コーヒー」はいかがでしょうか。程よい塩味が、甘いコーヒーの味わいの深みを引き立ててくれます。
カフェ天国のベトナムですが、せっかくフエに訪れたなら珍しい塩コーヒーで、くつろぎのひと時をお楽しみください。
フエのおすすめリゾート
-
アゼライ ラ レジデンス フエ
インドシナ統治提督の邸宅をリノベーションして建てられた白亜の美しいリゾートが、伝説のホテリエ「エイドリアン・ゼッカ氏」が打ち立てた新しいブランドホテル。
ホテルの詳細・予約はこちら
アールデコ様式の優美な佇まいと、ナチュラルな居心地を重視にするアマノイの哲学が融合する、洗練された大人のリゾートが待っています。
「リーズナブルな宿泊価格で、ラグジュアリーな滞在を提供する」ホテルコンセプト通り、金額以上の贅沢体験をお約束します。 -
インペリアル ホテル フエ
フエ市街中心部に建つ5ツ星ホテル。新市街のメイン通りに位置するため、観光やお食事にも便利な立地です。
ホテルの詳細・予約はこちら
絢爛豪華なロビーに一歩足を踏み入れれば、周囲の喧騒から離れ、古代フエ王朝がもつ格式の高さを感じることが出来ます。
メインダイニング「インペリアルレストラン」を始め日本食レストラン、生演奏も楽しめるジャズ・バー、美しい夜景を望むルーフトップバー、スパなど一味違ったフエ・シティリゾート滞在を提供。 -
アナマンダラ フエ
中心部から車で20分、美しい海岸線に位置するリゾートホテル。世界的ブランド「アナマンダラ」が提供するラグジュアリーホテルだけあり、設備・ホスピタリティ・サービスとも申し分なし。
ホテルの詳細・予約はこちら
他のリゾートと違ってビーチには観光客も少なく、穏やかな時間が流れます。ぜひプライベートプール付ヴィラに宿泊してみてはいかがでしょうか。
フエで世界遺産観光もリゾート滞在も楽しみたい、そんな欲張りな方の願いを叶えてくれる理想のリゾートです。
フエの基本情報・注意事項
- 行き方・アクセス
- ダナン市内から車で約3時間。
- 行き方・アクセス
-
ホーチミン・ハノイから空路で1時間半。
フーバイ空港からは車で約30分。
- 観光時間目安
- 1日~2日
- フエ市内の移動
-
フエの世界遺産は点在するため、観光するならツアーに参加したほうが効率的でお得です。
旧市街の散策は王宮を基点に動きましょう。博物館や名物レストランが周囲位に点在しています。
新市街の散策ならチャンティエン橋を渡ってレロイ通りを歩くのがおすすめです。
移動は基本的にタクシーが安全で便利です。
- 観光シーズン
-
10~2月(雨季)
モンスーン気候の影響を強く受けるフエでは10月から雨季に入ります。他の都市に降るスコールとは違って1日中降ることが多く、雨具が必要となります。
また肌寒いこともございますので、上着を持参するようにしてください。
3月~9月(乾季)
美しい青空が広がる乾季シーズン。空高く観光にも最適のシーズンです。
日中は気温が35℃を越えることがあるため、観光中にはこまめに水分補給を心がけるようにしましょう。
9月は台風シーズンですので注意が必要です。
- 両替
- 両替所があるため、各所で両替が可能です。
- フエ観光時の服装
- 昼間と夜間で気温差があるため、上から羽織れる長袖やストールがあると便利です。
- フエの治安
-
かつての王都であり、ゆっくりした時間がながれるフエは、ベトナム国内でも特に治安の良いエリア。危険なエリアや夜遊びに気をつければ、大きな危険は少ないです。
観光客を狙ったスリ・置き引き・ボッタクリが時折発生しますので、注意しましょう。