鹿児島 本格焼酎の世界を旅する
日本屈指の焼酎ブランドの産地である鹿児島県には、約2000を超える本格焼酎の銘柄があり、地域や酒造によって味も香りも異なります。奥の深い鹿児島の焼酎の世界へとご案内します。
霧島連山
日本最古の国立公園、霧島連山。
この山々に降り注ぐ霧や雨が大地に浸透し、豊富なミネラルを含む清浄な伏流水となり、上質な芋焼酎を育んでいます。
神秘的な火山湖や四季折々の美しい景観は、霧島連峰を訪れる人の心を魅了してやみません。
本格焼酎の世界を旅する
本格焼酎を知る
本格焼酎を楽しむ
About Kagoshima Shochu
鹿児島 本格焼酎を知る
日本を代表する蒸留酒「焼酎」。
鹿児島県内には、良質なさつま芋を使用した薩摩焼酎と、奄美群島のサトウキビを使った黒糖焼酎の2種類の焼酎があります。
南国・鹿児島県の恵まれた自然に育まれた素材と、伝統的な匠の技で作られる鹿児島の本格焼酎をご紹介します。
鹿児島 本格焼酎の種類
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薩摩焼酎
Satsuma Shochu
薩摩焼酎は鹿児島県産の良質な薩摩芋を使い、鹿児島県内で製造された本格焼酎のことです。
ワインの「ボルドー」「シャンパン」、ウィスキーの「スコッチ」と同じく、WTO（世界貿易機関）より国際的に「薩摩」という産地指定が認められた、鹿児島が世界に誇るお酒です。 -
奄美黒糖焼酎
Satsuma Shochu
鹿児島県の奄美群島だけに製造が認められているお酒。
口に含むと黒糖の優しく甘い香りが広がり、飲みやすいため焼酎初心者の方や女性にもピッタリのお酒です。
二日酔いになりにくく、美容や健康に優しいお酒として、幅広い人気を集めています。
鹿児島 本格焼酎のルーツ
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1700年頃
さつま芋の伝来
薩摩焼酎の歴史は偉人「前田利右衛門」が琉球からさつま芋の苗を持ち帰り、栽培に成功した事に始まります。
さつま芋は桜島の火山灰を含むシラス台地とも相性が良く生産量が拡大。それに伴い、焼酎の主原料も米→芋に代わり、芋焼酎の生産が加速し、薩摩焼酎のルーツが誕生しました。 -
1850年頃
芋焼酎の産業革命
江戸時代→明治時代へと日本が大きく変わる転換期、薩摩を治めていた島津公は、ヨーロッパ諸国に対応するため近代化を推進。
多くの人が芋焼酎を安価で飲めるよう製造方法の産業化を命じました。これにより、芋焼酎が日本全国に広がっていきました。 -
1900年頃
黒瀬杜氏による近代化
鹿児島県の伝統的な焼酎造りの歴史には、常に黒瀬杜氏と呼ばれる存在があります。
鹿児島南部の「黒瀬」で焼酎造りを学び、技を磨いた職人達が、各地の焼酎蔵で杜氏として活躍。
この黒瀬杜氏のもと、薩摩焼酎の近代化が加速し、各蔵ごとの技術が飛躍的に発展しました。 -
1950年頃
奄美 黒糖焼酎の誕生
戦後、アメリカ統治下であった奄美の人々が、特産品「サトウキビ」の黒糖を焼酎の原料として利用開始。
以来、奄美群島のみ黒糖を使用した焼酎の製造が特別に許可されるようになり、今では奄美群島の特産品として黒糖焼酎は広く愛されるお酒となりました。
Enjoy Kagoshima Shochu
鹿児島 本格焼酎を楽しむ
人にそれぞれ個性があるように、焼酎も銘柄ごとにそれぞれの味と香りがあります。
せっかく焼酎を楽しむなら、自分にぴったりの割り方もおすすめです。夏はロックで、冬はお湯割りで。ちょっとお洒落にソーダ割もおすすめ。
美味しく綺麗に慣れる鹿児島 本格焼酎の楽しみ方をご紹介します。
本格焼酎の美味しい割り方
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ロック
On The Rock
芋の香りが少なく、スッキリ飲みたい人におすすめ。氷が溶ける事で味わいの変化も楽しめます。
作り方
よく冷えたグラスに氷塊を入れ、グラスに馴染ませます。
氷の表面に少しづつ滑るように焼酎を注ぎ、氷が少し溶け始めたら飲み頃です。 -
水割り
Water
焼酎本来の味のバランスを楽しみたい方におすすめ。その日の体調によって割合も変えましょう。
作り方
グラスに大きめの氷を入れ、グラスに馴染めませます。
最初に焼酎を適度に注ぎ、最後に冷えた氷を注いだ後、ゆっくり混ぜたら出来上がりです。 -
お湯割り
Hot Water
本格焼酎の風味がより引き立つます。料理と一緒に楽しむのにぴったりの飲み方です。
作り方
先にお湯を4割、次に焼酎を6割。この順番で「ロクヨン」の比重で作る事で、うまく混ざりあい、芋の香りがふわりと引き立ち、まろやかな味わいになります。
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ソーダ割り
soda
シュワっとスッキリした飲み口。女性や焼酎初心者の方にもおすすめの飲み方です。
作り方
よく冷えたグラスに小さめの氷を入れます。焼酎3割とソーダ7割の割合で注いだ後、ゆっくりと1回混ぜたら出来上がりです。
本格焼酎で美味しく、美しく
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本格焼酎で血液サラサラに
本格焼酎には血栓を溶かす酵素の活性化の効果があります。血栓が溶けると血の巡りが良くなり、血液がサラサラになります。
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糖質ゼロだから太りにくい
焼酎は蒸留される過程で、糖質が蒸気化されるため、糖質ゼロ。低カロリーなので体型や健康が気になる人にもピッタリのお酒。
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疲れを止める＝だいやめ
鹿児島弁には「だい＝疲れ」を止める意味で、だいやめという言葉があります。適度の飲酒は血栓緩和でストレス解消に最適です。
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心と体をホッと一息
焼酎は香りも楽しむお酒。フワリと優しい香りが、アロマのように心も体もリラックスさせてくれます。ぜひお湯割りでどうぞ。
もっと美味しく、お洒落に
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お茶割
スッキリとした味わいのお茶割は、焼酎初心者の方にもおすすめ。
食事との相性も格別で、様々な料理との引き合いとして食中酒にも最適。
ぜひ鹿児島特産の知覧茶で、美味しいお茶割をどうぞ。 -
オレンジ割
柑橘の爽やかな香りと甘酸っぱい酸味が合わさった大人の南国カルテル。
フルーティーでスッキリと控えめで上品な味わいは女性にも大人気。
出水県の甘夏みかんを絞って南国フレーバーをお楽しみください。 -
ヨーグルト割
デザート感覚で楽しめる焼酎カクテル。焼酎独特の香りを抑え、マイルドなコクのある味わいが楽しめます。
凍らせた南国フルーツの酸味でヨーグルトの甘さを引き立てる事で、よりトロピカルな風味が楽しめます。
Discover Kagoshima Shochu
鹿児島 本格焼酎との出会いの旅
本格焼酎との出会いを目的に、鹿児島県に旅行に出かけませんか？旅先の魅力が凝縮された地酒との出会いは、旅の醍醐味の一つ。
鹿児島県の人々の笑顔に囲まれながら、美味しい薩摩料理に舌鼓を打ちつつ、本格焼酎で乾杯。なんて素敵な旅でしょう。
自分だけお気に入りの焼酎を見つけられた時、あなたはもう良か薩摩人になってます。
Kirishima / Ōsumi Area
【霧島・大隅】本格焼酎との出会いの旅
日本始まりの神話をもつ歴史ロマンあふれる地「霧島エリア」。
霧島連山に囲まれ、降水量が多く豊富な地下水をもつこの場所は、日本でも有数の美しい水に恵まれたエリアです。霧島の神様と大地の恵みを受けた極上の薩摩焼酎はミネラル成分が豊富で、美容にも健康にも良い素敵なお酒です。
また「大隅エリア」は、屈指の人気を誇るプレミアム銘柄「魔王」を製造する白玉醸造の蔵元であり、今も革新的な新しい焼酎を生み出しています。
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霧島町蒸留所・明るい農村
霧島山系の湧きいずる豊かな地下水と、昔ながらのかめ壺仕込みで焼酎を作る酒造所。
15分～20分程での焼酎造りの見学や、オリジナル焼酎ラベルの手書き体験、15種類以上の焼酎試飲体験など、霧島エリアの薩摩焼酎を心行くまで堪能できる体験が揃っています。 -
ぼっけ鍋
霧島市こだわりのご当地鍋。「ぼっけ」は鹿児島県の言葉で豪快・大胆を意味します。
鹿児島県の特産品豚肉・野菜を「豚味噌味」「豆乳味」「しょうゆ味」の3種類のスープで味わう事ができます。
旨味とコクのある鍋の味わいは、芋焼酎の水割りと相性抜群です。 -
黑酢の郷 桷志田
雄大な桜島、錦江湾を背景に、一面に広がる黒酢壷を眺めながらお食事が楽しめる黒酢レストラン。
健康と美容に最適な黒酢料理が楽しめる他、黒酢商品が買えたり、黒酢の製造工程が見学できます。
長い年月をかけて塾生をした桷志田こだわりの黒酢を多数販売しています。 -
佐多岬
もう少しで世界の果てに手が届く、そう思えるような本土最南端の岬。
佐多岬展望台からは、紺碧の海に浮かぶ島々のパノラマが広がる大絶景が。
かつてこの海から先、奄美群島や琉球、そして世界の海と繋がっていたと思うと、なんとも歴史ロマンにあふれる場所です。 -
カンパチ漬け丼
生産量日本一を誇る鹿児島県垂水のカンパチを贅沢に丼にしました。
甘い醤油ベースのタレに漬け込んだ脂の乗った新鮮なカンパチはまさに絶品！
ベストシーズンは初夏から夏にかけて。ぜひ薩摩焼酎のロックと一緒に、鹿児島の海の幸をお楽しみください。
霧島・大隅エリアの本格焼酎
Nansatsu Area
【南薩エリア】本格焼酎との出会いの旅
温暖な気候と海流に恵まれた自然豊かな南薩エリア。17世紀、この南薩の地に「前田利右エ門」がさつま芋の種を持ち帰ったことから、薩摩焼酎の歩みは始まりました。
マグロの生産量が日本一を誇る枕崎市には、今も明治時代の面影を残す「明治蔵」が残り、往時の焼酎造りの雰囲気を今に伝えます。
また歴史情緒あふれる知覧や、砂蒸し風呂で有名な指宿などの観光地も多く、1泊2日でぐるっと周遊したいエリアです。
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薩摩酒造 「明治蔵」
薩摩半島の最南端の街「枕崎」に位置する焼酎蔵。本格焼酎造りが確立された、明治時代の風情と匠の息吹を今に伝えています。
現在も杜氏をはじめとする職人集団が昔ながらの焼酎造りを営み、その仕込みを間近で見学することが出来ます。 -
枕崎のかつお
かつお漁業が盛んな枕崎では、街の至る所からかつお節の香ばしい香りが漂ってきます。
毎日、威勢の良い掛け声が飛び交う枕崎お魚センターでは、豪快な「かつおのわら焼きタタキ」の体験が出来ます。
また海を見晴らす展望レストランでは、本場枕崎のカツオをはじめ、多種多彩な地魚料理が楽しめます。 -
指宿天然砂むし温泉
指宿温泉の名物といえば「砂蒸し温泉」。
火山熱を利用した温かい砂に埋まり身体の芯から温める事で、心地よく汗をかいて気分は爽快です！
目の前には海が広がり、静かな潮騒の音に揺られて心も自然とリラックスできます。 -
唐船峡そうめん流し
「日本の名水百選」にも選ばれた唐船峡の清流な湧き水を利用した回転式の流しそうめんです。
ガラス細工の流水に周るそうめんは見た目も美しく、味も抜群です。
そうめんと合わせて、おにぎりや川魚の塩焼きとのセット定食が特に人気です。 -
知覧武家屋敷
薩摩の小京都と称され、美しい日本家屋が続く知覧。
薩摩らしい質実剛健とした武家屋敷の佇まいは、往時の薩摩武士たちの武家社会の気風と暮らしを今に伝えています。
風情漂うお茶屋も点在。武家屋敷の庭園を眺めつつホッと一息、知覧茶はいかかがでしょうか。 -
知覧茶
日本一の生産量を誇る鹿児島県のブランド緑茶「知覧茶」。太陽に恵みと豊かな大地に育まれた知覧茶は、濃厚な甘みが特徴。
収穫時期の知覧は、辺り一面艶やかで濃い緑色の茶畑が広がります。
知覧に訪れたら、ぜひ薩摩焼酎のお茶割という、鹿児島県の贅沢な組み合わせをお楽しみください。
南薩エリアの本格焼酎
Amami Island
【奄美群島】本格焼酎との出会いの旅
鹿児島本土の南、亜熱帯に属する奄美群島。独自の郷土文化と風土をもつ神秘性の高く異国情緒を深く感じられる地域です。
マグロの生産量が日本一を誇る枕崎市には、今も明治時代の面影を残す「明治蔵」が残り、往時の焼酎造りの雰囲気を今に伝えます。
また歴史情緒あふれる知覧や、砂蒸し風呂で有名な指宿などの観光地も多く、1泊2日でぐるっと周遊したいエリアです。
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奄美大島
島の大部分が亜熱帯原生林に覆われ、そこに息づく手つかずの自然は多様性と希少性に富む「東洋のガラパゴス」奄美大島。
マングローブ原生林をカヌー散策、「アマミブルー」とよばれる透明な珊瑚の海でシュノーケリングなど、奄美の神秘的な大自然に出会えるアクティビティ体験も揃っています。 -
大島紬
「いつかは大島紬を」。世界の着物ファンが憧れる世界三大織物の一つが、奄美産の高級絹織物「大島紬」です。
大島紬に紡がれた美しい文様は、奄美の美しい自然を表しています。
奄美大島では大島紬のレンタル体験も行っています。ぜひ憧れの大島紬に袖を通し、奄美の歴史と文化を堪能してください。 -
奄美の島唄
夜になると島のどこからともなく流れてくる奄美三味線と島唄の懐かしいメロディ。
島の郷土料理屋では、島民も旅行客も一緒になって黒糖焼酎を片手に島唄を歌い、陽気で楽しい夜を踊り明かします。
古来より旅人を歓迎する奄美の人の温かさと伝統文化に触れれば、誰もがこの島を好きになるはずです。 -
加計呂麻島
奄美大島からフェリーで20分。緑豊かな熱帯雨林と透き通るアマミブルーの海。手つかずの自然が残る地上の楽園「加計呂麻島」。
朝は波の音にまどろみ、昼はぼんやりビーチを眺め、夜は星空の下で三味線の音に耳を傾け、奄美焼酎を嗜む。
それだけで心が心地よく浄化される、そんな贅沢な休日が加計呂麻島にはあります。 -
徳之島
「島で生活するように旅してみたい」。そう思わせるのは、徳之島が“長寿の島”といわれているから。
長寿の秘訣は、温暖な気候と海の幸・フルーツ・黒糖など栄養バランスの良い郷土料理、そして健康に良い黒糖焼酎にあります。
この徳之島を蔵元の本拠とする酒造メーカーも多数存在します。 -
与論島
与論島には春から夏にかけて、碧く透き通った海から白亜の砂州が現れる「百合ヶ浜」があります。
エメラルドグリーンに輝く海の幻想的な美しさは、まるで地上の楽園のよう。
この百合ヶ浜には「年齢の数だけ星砂を拾えば幸せになれる」という、とてもロマンチックが伝説も残っています。
奄美群島エリアの本格焼酎