北薩摩エリア
風光明媚な鹿児島西海岸の景色に会いに、海岸線を走る絶景列車「肥薩おれんじ鉄道」に乗って、薩摩川内~出水の車窓の旅に出かけましょう。
沿線沿いを彩る駅で降りて、ぶらり散策の旅もおすすめ。
風光明媚な鹿児島西海岸の景色に会いに、海岸線を走る絶景列車「肥薩おれんじ鉄道」に乗って、薩摩川内~出水の車窓の旅に出かけましょう。
沿線沿いを彩る駅で降りて、ぶらり散策の旅もおすすめ。
東シナ海を鮮やかに染める夕焼け、沿線沿いの夏ミカン畑。そんなオレンジ色の景色が良く似合う九州西海岸ならではの絶景を満喫できるのが、鹿児島県の薩摩川内市と熊本県の八代市を結ぶ肥薩おれんじ鉄道での車窓の旅です。
沿線沿いの気に入った停車駅があれば、途中で自由に下車をして、その街ならでの特産物や自然風景、郷土料理と出会える事も「肥薩おれんじ鉄道」の旅の醍醐味です。
週末と祝日限定で運行される観光列車「おれんじ食堂」。絶景と共に沿線海岸の旬の食材を活かした車内限定グルメも味わえる「走る海辺のレストラン」です。
変わりゆく美しい九州西海岸の景色を眺めながら、のんびりスローライフな旅と極上のグルメが満喫できる快適な車窓の旅を演出してくれます。
旅のKEYWORD
海沿いの駅「阿久根」は新鮮な海の幸が楽しめる港町です。特に4月〜5月に阿久根で獲れるムラサキウニは、濃厚な旨みとクリーミーな甘みが凝縮され、まさに海の宝石。
深く上品な味わいの阿久根のウニを、ぜひお寿司やウニ丼で贅沢にたっぷりご堪能下さい。
出発の駅「薩摩川内」は、鹿児島県の郷土料理きびなごの産地です。鮮度が落ちるのが早いきびなごは、あまり市場に出回らない幻の魚。
脂がのった塩焼き、唐揚げ、てんぷら、お吸い物など、どの料理で食べても美味しいきびなごですが、一番のおすすめはお刺身。味噌と酢で味わうのが最高です。
甘夏みかんの名産地である「阿久根」の人気リトリート空間。季節のガーデン散策と果樹やハーブ収穫が体験できます。
自然がいっぱいの展望テラスでは「農園ガーデン空」産のいちごパフェやトーストなどのメニューも充実。美しい花々を眺めつつ、テラスソファで癒しのくつろぎタイムをどうぞ。
肥薩おれんじ鉄道の始発駅「川内駅」の川内港から高速船で50分。上甑島、中甑島、下甑島と縦に3島が連なり、風光明媚な景観は国立公園にも指定さえた甑島。
ゆっくり流れる島時間、手つかずの自然、島民が守り続ける伝統文化が、この島を訪れる旅人に安らぎと感動を与えてくれます。甑島は訪れるたびに新しい発見が出来る場所です。
昔ながらの風情が残る集落で、優しい笑顔を見せてくれる島の人たちとの交流。打ち寄せる波と風の音だけを耳にする静寂な夜の星空観察。
その一つ一つがとても贅沢で貴重な時間だと改めて気づかされる事も、甑島トリップの魅力です。
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上甑島の山裾が太古の風波によって崩れ、潮風によって造り上げられた幅50m、長さ約4kmに渡り続く砂州。悠久の時間を経て形成された絶景に、大自然の神秘を体感できる景勝地です。
展望所からは、紺碧の海に浮かぶ風光明媚な上甑島沿いの白亜の砂州を一望出来ます。
海中からそそりたつ巨岩や奇岩、8000万年前の白亜紀から形成された地層が見れる断崖を周遊し、ダイナミックで太古ロマンあふれる大自然に出会うクルージング体験。
陸路からの眺めとは一味違う、荒々しくも美しい大自然の彫刻に圧倒されます。
漁業が盛んな甑島では、黒潮が育んだ鮮度抜群の魚介類が一年中楽しめます。海の幸てんこ盛りの海鮮丼は、幸せ溢れる贅沢な逸品。
下甑島名産の薩摩甘エビはぷりぷりの食感と濃い甘味が特徴。お刺身でも唐揚げでも美味しく食べることが出来ます。
今から400年前。薩摩街道でつながる鹿児島と熊本の国境にあり、防衛上の重要拠点であった出水は、城下町として大きく栄えました。今でも当時の薩摩武士たちが住んでいた武家屋敷群が残り、日本の重要伝統建造物群の保存地区にも選ばれています。
碁盤の目のように整然とした町割りと石垣に、薩摩武士の質実剛健とした気風が見られます。
観光には1週約25分かけて周る「いずみ観光牛車」がおすすめです。牛車に揺られて薩摩のお殿様、お姫様になった心地で、優雅に出水麓散策をお楽しみください。
ガイドが出水麓武家屋の建築様式や見どころを教えてくれるため、より深く鹿児島県の歴史について知ることが出来ます。
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現存する約150戸の武家屋敷のうち、2つが公開武家屋敷として一般公開されています。
質実剛健とした武家屋敷内を見学して、往時の薩摩武士の思想や暮らしに想いを馳せてみてはいかがでしょうか。
せっかくなら江戸時代の面影が残る街並みを、着物で散策してみませんか?出水武家屋敷では着物着付体験も行うことができます。
自分好みの柄の着物や帯を選ぶ事が出来、思い描く着物姿になれます。風情ある武家屋敷を着物で歩けば、すっかり400年前にタイムスリップした気分になれます。
日本有数の生産を誇る出水の鶏肉と鶏卵を贅沢に使用した出水市のご当地グルメ。出水市内の4つのレストランでお楽しみいただけます。
その場で焼いて食べるジューシーな鶏肉ステーキや、出水産の卵かけご飯、チキンサラダとたまごスープがついた「鶏のまち」出水ならではの鶏づくしメニューです。
日本最大のツルの渡来地である出水には、毎年10月〜12月頃にかけて、1万羽を超えるツルが越冬のため渡来します。その数と種類の多さは日本一と言われ、国の天然記念物にも指定されています。
その数の多さに驚くことはもちろん、ツルたちが優雅に羽を広げて大空をはばたく姿は、他では決して見ることのできない、出水の冬の風物詩です。
2021年、日本で最初にラムサール条約湿地に登録された「出水ツルの越冬地」。
出水市では、全て生命に様々な恵みを与えてくれる湿地の「保全・再生」「ワイズユース」「交流・学習」の3つの基盤実践を目的とした、様々な環境事業が推進されています。
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ツルが生息する干拓地の前に立つ展望所。屋上展望所からはツルたちの優雅な舞や羽づくろい、エサをついばむ姿が観察できます。
特におすすめの時間は毎朝6時〜7時頃。朝焼けにそまる景色の中、約1万羽のツルがエサを求めて一斉に飛び立つシルエットは、思わず息をのむほど優雅で美しい絶景です。
ツルに関する詳しい生態をはじめ、ツルと人との関わりを学び知る事ができる日本で唯一のツルの博物館。
世界各国のツルの剥製や木の彫刻物、映像などの展示物を通じて、ツルをはじめ出水の野鳥や自然を学習し、親しむ場を提供しています。
ツル博物館に併設された公園。バリアフリーのウッドデッキやツリーハウス、17,000本を超える四季折々の花々や木が植栽されています。
「野鳥の森」はできるだけ自然に近い状態で整備しているので、多くの野鳥等を観察できる場所です。
南北に長い鹿児島県の特徴として、北部にある降雪地域「伊佐市」から南部の亜熱帯地域「奄美群島」まで、幅広い気候帯を有している事です。複雑かつ多岐に渡る気候環境には、多種多様な動植物が生息。鹿児島県の多彩な気候帯の中に、私達はまだ見つけていない日本が発見できます。
ここでは鹿児島県最北の都市である伊佐市について紹介を致します。
肥薩おれんじ鉄道「出水駅」から車で約30分、鹿児島県の最北端「伊佐」に辿り着きます。美しい自然と水に恵まれた伊佐は、お米と野菜がとても美味しい街です。
温暖な気候の鹿児島県では珍しく雪が降る地域としても有名。春の桜、夏の深緑、秋の紅葉、冬の雪景色。いつ訪れても四季の美しさを感じることが出来る場所です。
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壮大なスケールを誇り「東洋のナイアガラ」と呼ばれる鹿児島県一の瀑布。千畳岩の岩肌を削るように流れ落ちる水流と轟音は、息をのむほどの豪快さです。
春は桜が彩り、夏の雨期は水量も増え豪快そのもの。秋には紅葉や銀杏が滝の流れに浮かび上がり、季節ごとに人々の心を魅了します。
曽木の滝の1.5㎞下流、今でも明治の面影を強く残す近代化産業遺産。今から約110年前に竣工され、日本の化学産業の礎が築かれました。
今は水没してしまい、その姿は見る事が出来ませんが、渇水期の5〜9月にだけ、中世ヨーロッパの居城を思わせるレンガ造りの建物が姿を現します。
曽木の滝を借景に、伊佐の郷土料理とお土産が楽しめる人気レストラン。
伊佐米をはじめ黒豚や地鶏、地元野菜やそば粉などの食材を使った、こだわりのお料理が楽しめます。特に新鮮な野菜と手打ちそばをじっくり煮込んだ北薩名物「そばじゅい」は、伊佐市に訪れたら、ぜひ食べてほしい逸品です。